<<ピアノ演奏時にも、冷静な勇気は必要です>> <<どんな演奏者も、上がっても演奏しなければなりません>> まず、人間だれでも緊張するとあがる傾向にあります。かの、名 ピアニストのバックハウスはこう言っています。 <<上がらない人間は、大馬鹿かうそつきのどっちかだ。>> <<自分も万一あがったら、もうしかたがないと思います。>> 自分は、現在でも20回に1回は上がってしまいます。それでも弾 ききる練習をしていきます。そして、ここ10年は、練習をつめば 自由にゾーンに入れるのではという、試行練習をしています。 (特定の、50年練習してきた曲だけは『しばしば』ゾーンに入れ ると感じます。) ①昔、月光3の演奏で上がってしまって、ピアノ演奏を2回、停止  しました。その後も弾き出したら、自分は真似できないという  ピアノ教師もおられました。また、あれは一種の才能だねとい  う、教師もおられました。なんのことはないです。止まっても  弾きだす練習を何十回もしていったのです。良いように、誤解  されました。 ②自分は、演奏会で上がっても弾けるように、1か月から3か月  まえから、本番にそなえてピアノに座る前から練習しています。 ③ベートーベンが乗り移ったといわれた月光1の演奏では、楽譜  のどこからでも弾ける練習を6か月、していったし、楽譜を何  度も写しました。直前は、1日に5-10回くらい、月光1を朝か  ら夜まで集中して弾いていきました。 ④ゾーンに入ると、まわりが暗くなり、自分の指が鍵盤にすいつ  き、自動演奏人形のようにミスなしで演奏がすすんでいきます。  自分で、自分の演奏に『少し』感動して終わります。 ⑤ゾーンにはいれるのは、50年の長期、自分が練習してきた数曲  だけです。   ⑥ミスした演奏では、口にだして謝りませんが、終了時には心から  のお詫びを伴ってお辞儀をします。 ⑦自分はこれ以上できませんという気持ちで準備し、弾き始める。  すると、しばしばゾーンに入れた経験があります。 ⑧演奏会は、自分の座右の銘のとおり、「朝、起きてからあまり  たにんとは会話せず、冷静な勇気をたもちつつ、演奏会に臨み  ます。直前練習は少しでよいです。指の冷えすぎ、暑すぎて指  から汗をかいたら、「どんな冷静な勇気」をだしてもダメです。  しゃべりすぎると、口からエネルギーが逃げていきます。 ⑨アルツール・ルービンシュタインが一番、あがるということ  から遠い人と思うので、皆さん、調べてみる価値はあります。 ⑩宇宙飛行士のようにヨガを練習するといいです。自分は、日本一  と言われる先生について習い、チャクラが1つだけですが、  開くまで修行をしました。 ⑪極真空手の大山十段は、3重飛びを10分間跳べなければ、「空手家  ではない」「ナイフに勝てない」と言っています。自分も縄跳び  の1重、2重飛びを長時間飛ぶ体力増強練習がピアニストにはよい  のではと、ひそかに思っています。演奏時間40分間のハンマーク  ラビアや、20分もかかる熱情ソナタ全曲は、いつもいつもゾーン  に入ってなくてもいいのではないかと思います。肝心な箇所では  ゾーンに入った演奏をしたいです。。<自分はできていません> これ以上は、自分は現在、書けません。自信のある人は、モーツア ルトやベートーベンを越える曲を作りましょう!