<<今東光と谷崎潤一郎の関係>> 今東光氏が昔、谷崎潤一郎の内弟子であったことを知らないひとは多い。 今東光氏は、自民党の恥部と呼ばれ、その言動は傍若無人であった。 自分もTVで、国会中継を見たが答弁は歯にきぬを着せぬ内容で、 呆れていた。 僧侶として栄達する前は、作家として谷崎潤一郎のもとで内弟子と なって、修行を積んでいたのを当時の自分は、知らなかった。 ある日、入浴中の谷崎潤一郎に呼ばれて背中を流していたが、 谷崎潤一郎氏が、局部を20-30分間も丁寧に洗っているのにびっくり したと、内弟子時代を回想している。今東光氏でもびっくりすること があるんだなーと感心した。さらに、その続きを読んでいたら、 谷崎氏は、大変怖い師匠であったらしく、あのずぶとい今東光氏が ビビるのだから、谷崎潤一郎氏の迫力、実力はたいしたものだった ことが推測された。 自分は、川端康成氏でなく、細雪の谷崎潤一郎氏がノーベル文学賞 をもらうと思っていた。 WIKIを見ると、 横浜生まれの小説家、天台宗大僧正、中尊寺貫主、参議院議員だった とある。毒舌和尚としても知られていたが、自分は、ある日週刊誌 を読んでいたら、今東光氏が、家族愛のところで、 『肉親でも好きになってなってしまったら、近親相姦もしかた がないのではないか』という、容認する発言をしていて、びっくりした。 家族で、成人しても一緒に入浴する家族も芸能界にはたまにいるの で多少びっくりはするが、この発言には相当、驚いた。これ以来、 今東光氏の作品は一切、読まないことにした。 後年、女流作家の瀬戸内寂聴氏の得度を引き受けて、剃髪している 光景を見たが、どういう関係になっているだろうと思った。その瀬 戸内寂聴氏が、文化勲章を授けられて、またまたびっくりした。