<<20年間かけて、完全に治した尿道結石症 2回目>> 結石治療の最後の段階: 尿道結石症の治療で、一番おどろいたのは、結石をチンコ の先から、カテーテルで取り出そうと医者がしたことです。 とりだした結石を分析すれば、結石ができにくくなる食事 も、指導できたのでしょう。一生懸命に取り出しを試みて いました。 トイレなどでコロンと落ちた結石が入手できないので、担 当医はカテーテルで直に、尿道から取り出そうとしました。 陰茎が直線的になるような薬を陰茎の先から入れて、やお ら、内視鏡つきカテーテルで何度もつまみました。患者で ある自分は局部麻酔がかけてあったので、ほとんど痛くは ありませんでしたが、気持ちがわるいこと、この上無しで した。こういう手術をするのを、前もって言ってくれませ んでした。しかも、この時、医学研修生6人くらいが、私の 前を陣取って、一部始終をみていました。当然、医学部生 で、医者の卵達です。女性も混じっていました。初めは、 抗議しようとしましたが、もう、どうにでもなれ!と思い 寝たまま手術をうけました。結局、直径5mmくらいの結石は 取り出せず、ぼうこうに落ちていきました。自分も残念だ った覚えがあります。 結石は大きいときは、ギザギザで7mmくらいあって、尿 道内壁が削られ、チンコの先から血がでるときもあります。 これ以来、カテーテル手術はありませんでした。体質改善 がすすみ、石ができにくくなって来て、座薬のお世話にな ることが減ってきました。 ところで、同僚にも、尿道結石患者がいました。この人は、 尿道でなく、腎臓内で石がたまり、片方の腎臓が委縮して 壊死してしまった人もいます。こういう症例では、痛みが ないので本人も気が着かないということです。 片方の腎臓だけで生きてる人は、過激な運動など、無理が できません。いずれ、慢性腎臓病になるおそれもあります。 なれば、短命で死にます。移植治療は効果大ですが、凄い 高額です。 さらに、意外なことですが、 空手の道場では、痛みに耐えるために毎回、腰や腎臓付近 に回し蹴りを受けている人が腎臓病になることがあります。 まじめな人で、自分が頼んでやってもらった回し蹴りで、 外傷性腎盂炎を発症し、さらに腎臓病になり、透析になって しまった人もいます。 尿道結石症の話はこれで終わりますが、「脳に近い蓄膿症 の手術」「麻酔なしの皮膚移植手術」など、相当痛い病気 はたくさん、あります。 女性では、尿道結石よりも胆のう結石症の方がかかる率が多 いです。これも、や狂うほど激痛が走ります。